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1993 年度 実績報告書

振幅変調超音波の復調波ビーム反射を利用した可動音源とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 05650328
研究機関信州大学

研究代表者

米沢 義道  信州大学, 工学部, 教授 (90020982)

研究分担者 橋本 昌巳  信州大学, 工学部, 助手 (20242670)
伊東 一典  信州大学, 工学部, 助教授 (30043045)
キーワード音響画像表示 / パラメトリックアレイ / 非線形音響 / ヒューマンインタフェイス / 感覚サポート / マンマシンインタフェイス
研究概要

本テーマについて以下の様な研究実績が得られた。
* 〈超音波源御音源素子の検討:米沢担当〉ではトランスジューサについての検討を行った。今までの予備実験で用いていた圧電型は出力レベルは大きいものの周波数特性が悪いため、復調波は直接影響を受けて高周波可聴信号の出力が落ちてしまう欠点があった。このため周波数特性の優れた静電型のトランスジューサの適用を検討した。この結果面積を大きく取って出力を増加させる事で復調波の周波数特性の良い表示音を得る可能性が示された。
* 〈最適変調信号波形の検討:伊東担当〉では、このシステムにおける入出力波形の変換を考慮して予定した出力を得るためにあらかじめ信号に手を加えておく方式の検討を行いそれが十分可能であることを確認した。これによって通常のスピーカと同様に任意な出力音波形を得られることが示された。
* 〈反射壁面の検討:橋本担当〉では、表示のために効果的な反射面について検討した。この結果忠実な曲面よりも面上の入射音波をある程度散乱させる窪みの存在が重要であることを見いだし、この窪みの最適設計について検討した。
以上の検討から本テーマが目標とする移動音源に付いて基礎的な部分でその可能性が認められたので、次年度における行う予定の表示音響信号の検討とその定位特性による本表示方式の実現とその評価が十分行える見通しがたった事になる。
なお本年度購入のマイクロホンシステム及び計測用増幅器は各研究において有効に使用されている。また、謝金は実験装置制作、実験補助の作業のためにアルバイトとして参加した学生に支払われた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 米沢義道: "視覚障害者の文書作業のためのエレクトロニクス" BME(日本ME学会雑誌). 7. 2-7 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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