研究概要 |
1.研究室用の無線LAN 前年度での成果を踏まえてQPSK送受信システム並びに高信頼の高速TNCが完成し,270MHzにおいて154kbpsでの伝送実験を行なった.伝送のスループットのパケット長依存性の測定や,有線リンクとの比較などを行なった。 2.誤り訂正の実験 CODECでディジタル化した回線にビット誤りを生じさせることにより,MODEMの伝送誤りのシミュレータを使用した伝送実験に取り掛かったところである. 3.移動ホストプロトコルの実験 VIPのソフトウエアを提供してもらい,無線用に拡張したVIPの実験を行なおうとした.有線では動作するものの,無線用に変更がまだうまく行かないことが分かり,今後の問題である. 4.アマチュア無線による実験 既存のソフトウエアによって,研究室でも無線による電子メールやニュースシステムの運用を行なっている.TCP/IPの理解や運用技術の教育上も大きな効果をあげている.
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