• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

並列数式処理系の開発とn-Dシステム制御理論への応用

研究課題

研究課題/領域番号 05650391
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

斉藤 制海  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (50005526)

研究分担者 湯浅 太一  豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (60158326)
キーワード並列処理 / 数式処理 / 並列記号処理 / n-Dシステム / 安定化補償器 / 学習制御 / 繰り返し制御 / 並列アルゴリズム
研究概要

本年度は、主として次の2つの研究課題を行った。
1、並列数式処理アルゴリズムの開発とそのSIMD型並列計算機上への実装
ここではまず多変数多項式を要素とする行列の行列式及び逆行列計算のSIMD型並列計算機SM-1向きアルゴリズムの開発を行った。これは各PEがもつPE番号のみを手がかりに同一命令のみで行列式計算を並列に実行可能であるアルゴリズムで、SM-1向きである。ついでn-dシステム制御理論の基本的方程式であるユニラテラル行列方程式の解法の基礎となるグレブナー基底の導出の並列アルゴリズムの構築と実装を行った。これらは並列数式処理系のプロトタイプであり、現在並列系の評価の大きなポイトである処理速度などの検討を手掛けている。
2、n-Dシステムのpractical安定性とその応用
ここでは多次元システムのPractical内部安定性の定義を与え、出力フィードバックによる安定化補償器のクラスを導出するとともに、補償器の設計技法を体系化した。またこの体系は1-Dシステムの学習制御問題、わけても繰り返し制御やMultipass問題を統一的に扱えることを明かにした。この成果を学会誌Multidimensional system and Signal Processingに発表した。今後はn-Dシステムのロバスト安定性や最適制御理論の研究を行うつもりである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] LiXU,Osami SAITO,K,Abe: "Output Feedback Stalilizability and Stalilization Algorithm For 2 D System" Multidimensional Systems and Signal Processing. 5. 41-60 (1994)

  • [文献書誌] 太野,高橋,斉藤,湯浅: "SIMD型超並列計算機による並列数式処理系" 情報処理学会,記号処理研究会. 17-24 (1993)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi