| 研究課題/領域番号 |
05650495
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| 研究機関 | 愛媛大学 |
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研究代表者 |
鈴木 幸一 愛媛大学, 工学部, 教授 (70026285)
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| 研究分担者 |
栗原 崇 愛媛大学, 工学部, 助手 (70243805)
渡辺 政広 愛媛大学, 工学部, 助教授 (70036458)
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| キーワード | 混合砂礫 / 砂礫の分級 / 流水抵抗 / 山地河道 / 階段状河床形態 / 石礫護床工 / ア-マ-コート / 石礫層のフィルター効果 |
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| 研究概要 |
山地河川のように細砂から石礫までの広い粒度分布を持つ河床材で構成されている河床では、河床表層に石礫のア-マ-コートが形成され、低水時にはその空隙を細砂が移動している。本研究では、石礫による河床形態とその流水抵抗および静止している石礫の空隙における砂の移動特性について実験的検討を行い、以下のような知見を得た。
1)急勾配混合砂礫河床において石礫が形成するリブ河床の波長と波高との比は、実験水路においても実河川においてもほぼ10程度であり、河床は流れのエネルギーが最も損失される状態で安定する。
2)河床砂の粒径が河床表層の石礫層の粒径の約1/2以上となると、砂は石礫層の空隙を移動することはできないため、流砂量は極端に小さくなる。
3)河床表層の石礫層を通しての下層の砂への掃流力は、石礫層の厚さと石礫の平均粒径との比によって鉛直下方に指数関数的に減少する。
4)山地河道に形成されるリブ河床は、石礫の集合によってできる。河床粗度に比して水深が小さいリブ河床上の流れは、射流と常流とが現れる状況によって概ね3つに分類でき、流下方向および鉛直方向の流速分布および粗度の流水抵抗は流れの形態によって大きく異なっている。
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