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1994 年度 実績報告書

公共図書館の規模計画と平面構成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650571
研究機関筑波大学

研究代表者

冨江 伸治  筑波大学, 芸術学系, 教授 (10015985)

キーワード公共図書館 / 建築計画 / 規模計画 / 来館利用 / 開架スペース / 利用圏 / 地域配置計画
研究概要

初年度研究(平成5年度)によって実施した品川区立図書館(都心部のケースとして、10館)、市川市立図書館(近郊部のケース、5館)の来館者調査の集計・分析を行った結果から、それぞれの地域別、および中央館・地区館・分館の館種別にみた来館利用の実態を明らかにし、有効な計画データを得た。特に、規模計画上重要となる在館者の時刻別変動では、日曜・平日ともに終日の変動はなだらかで極端なピーク時の集中がなく、最大集中率は15%弱であったこと、両地域で若干の差異が認められるが、開館時間の長さが影響していると考えられる結果などが得られた。
本年度(平成6年度)では、前年度分の集計・分析作業に引き続き、地方都市でのケースとして碧南市立図書館(2館)で同様調査を行った。同時に、新しい試み(独立したレファレンス・デスクの設置、絵画の貸出、玩具の貸出等)を行なった場合の、それらの利用状況を明らかにした。特に、絵画の貸出、玩具の貸出などの新しいサービスは極めてよく利用されることから、準備すべきスペースの在り方について多くの示唆を得た。
以上の3図書館群での、来館利用の特徴について、利用圏域、来館手段、来館時間、在館時間、資料の利用状況、図書館利用に関する要望事項等について、それぞれ地域および館種別、ならびに年齢・性別・職業等の利用者属性別の来館利用の特徴を比較のうえで明らかにしつつある。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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