リゾートマンションが集中的に建設されため、地域住民は色々な影響をこうむっている。そこで、アンケート調査と実地調査をもとに、リゾートマンションと地域住民との関係を明らかにする事に努めた。湯沢町の場合では、住民の半分以上がリゾト、観光と関係があることがわかった。当然のことながら、地区にによりその関係は大きく異なり、地域住民の9割以上が関係する地区もあった。る。リゾートマンション利用者と地域住民の間のトラブル経験は、約1/4程度の人が経験している。リゾートマンション利用者との交流については、少なくとも話したことがある」という人が3割弱ある。交流の程度は地区により異なり、岩原地区では4割を越えている。地元の祭りに参加しているマンション利用者もいる。マンション利用者で定住している人は、地元の文化教室などに参加している人もいる。十分とは言えないが、思った以上に交流がある。リゾートマンションの施設で地域に開放されているものがあり、地域ごとに調べると共に、地域住民の認知度を調べた。食堂やレストランなどに対する認知度が高かった。地域住民のリゾートマンションに対する意識については、存在自体は良く思っていないが、仕方がないとする人は、5割を越えている。ふさわしくないとする人は3割弱ある。マンションブームが去ってもまだまだ地域住民にとって問題視していることがわかる。景観についても、自然景観が破壊されたとする人が多いが、地区により反応が異なる。全体的に住民の意識構造が明らかになった。
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