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1993 年度 実績報告書

戦前の極東ロシアにおける日本人居留地の空間的特質と生活様式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650592
研究機関早稲田大学

研究代表者

戸沼 幸市  早稲田大学, 理工学部, 教授 (50063566)

研究分担者 浅野 聡  早稲田大学, 理工学部, 助手 (70231892)
後藤 春彦  三重大学, 工学部, 助教授 (70170462)
キーワード極東ロシア / 日本人居留地 / アジア / 都市計画史
研究概要

ウラジオストクを中心にした極東ロシアの日本人居留地の実態について明らかにするために、関連文献資料について、極東技術大学、科学アカデミー極東センター歴史研究所、沿海州都市計画研究所等を対象に収集し、主要文献については和訳した。また、関係者へのヒアリング調査として、極東歴史学考古学民族学研究所研究員・青森県鰺ヶ沢町ロシア語格子のナターリア・クズメンコ氏を中心に行った。
その結果、戦前のウラジオストクの中心市街地の状況に関して、まず市街地形成過程と都市の骨格パターンについては、初期の1860年代には地形と対峙するグリッド・パターンによる市街地形成が行われていたが、1920年以降は地形と整合するように骨格形成が変更されたこと、各国人の居留の展開については、欧米人は初期の頃から特権を背景にして商業・貿易を主目的とした長期的居留を展開していたのに対して、アジア人(中国・朝鮮・日本)はシベリア鉄道敷設時の出稼ぎ等の短期的居留であり欧米人の状況とは対照的であること、などが明らかになった。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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