• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

無細胞翻訳系による蛋白質生合成システムの化学工学的解析と最適設計

研究課題

研究課題/領域番号 05650789
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 栄二  東京大学, 工学部, 助教授 (50226495)

キーワード無細胞系翻訳 / バイオリアクター / 蛋白質 / 生合成
研究概要

1.反応器設計
高粘度の細胞抽出液へ均一かつ連続的に低濃度のATP、アミノ酸液を供給し、かつ細胞抽出液の希釈を防ぐための新型ホローファイバーバイオリアクターを設計、製作した。
2.プロセス設計
DNA合成機とPCRによるDNA合成、無細胞転写系によるmRNA合成、無細胞翻訳系による蛋白質合成を組み合せたプロセス設計を行い、以下の結論を得た。
1)ATP,GTP,ホスフォクレアチンは醗酵法等による量産で安価に生産できるため、無細胞系蛋白合成のコストは動物細胞培養によるコストと同じオーダーになる。
2)転写系と翻訳系は機能が異なるため、無理に1つの反応系で行うより、回分方式の転写系で合成したmRNAを連続式翻訳系反応器に供給する方式の方がコストが数十分の一になる。
3.拡散型反応器による実験
約10時間の反応継続は成功したが、反応速度が回分型より低いという問題点が残った。
4.細胞抽出液濃度と反応速度の関係
ホローファイバー限外漉過膜を利用して細胞抽出液を濃縮し、蛋白質生合成速度は抽出液濃度の1次以上の関数となることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Nagahori,T.Yoshino,E.Suzuki: "Studies on Cell-Free Translation System" 化学工学会第26会秋季大会 研究発表講演要旨集. 1. 130 (1993)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi