白金電極上でフォルムアルデヒドの電流酸化を行うと、安定な自励非線形発振を行うことを見いだした。次に、別の電極上で水素発生を行い、発生した水素を自励発振している極へパルス化して輸送した。すると、発振波形が、水素パルスのタイミングに依って様々に変化することを見いだした。 さらに、電極の非線形自励発振および、その干渉と時間発展を測定している回転リング・ディスク電極と電気化学規制装置に、新たに、レーザー表面反射測定系を付け加えた。電極表面に、直線偏光したレーザー光を入射させ、反射光の位置を位置敏感検出器(PSD)を用いて検出する。件転を止めた状態で、電極電位を走査して、電極反応を進行させると、反応の進行に伴って、電解電流が流れると共に、反射光の位置が変化した。この結果は、レーザー反射法によって、電極の表面状態を測定できる事を意味している。
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