研究概要 |
超音波による風速測定装置および形状認識装置を作成するための予備的実験として、超音波による距離測定を行い、使用周波数が40kHzで、平均化処理をすることで、1mm以内の精度で距離が測定できることを確認した。これは風速の測定を行う場合の分解能に関係する。 2.地下空間では送受信素子間の距離は最大10m程度と考える必要がある。そこで、現在の装置でこれが可能であるかを検討し、可能であることを確かめた。 3.実験室段階ではあるが、風速測定装置を作成し、比較的簡単な機器構成で、超音波により実際に風速測定が可能であることが示された。ただし、比較となる風速の測定を熱線式風速計により行っているために、必ずしも超音波による風速と一致しないという問題が生じた。これは熱線式風速計がただ1点の風速を示し、超音波による風速計が測線上の平均風速を示すためと考えられる。超音波による風速測定の精度をより正確に検討するためには、より正確な風洞が必要であると考えられる。 4.データメモリユニットを用いて測定,記録の自動化を行った。 5.測定回路を変更し、できるだけ簡単な機器構成とした 6.形状認識に関する予備的実験を行った。
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