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1993 年度 実績報告書

我が国におけるショウガ属蔬菜の育種に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05660037
研究機関琉球大学

研究代表者

安谷屋 信一  琉球大学, 農学部, 助手 (20128466)

キーワードZingiber mioga Roscoe / Zingiber officinale Roscoe / Breeding / seed setting
研究概要

1.ミョウガの自殖1代植物における形態変異
1989年と1990年に、16時間日長、約20℃及び高湿度条件下で受粉することによって多くの実生株(系統)を得た。これらの実生系統のうち、染色体数2n=49〜60を有する系統の形態変異を調査し、多変量解析を行って分析した。供試した多くの実生系統は親系統より小型であった。しかし、2〜3の系統の花穂数は親系統の花穂数をはるかに上回った。以上の結果より、ミョウガの育種は種子繁殖育種によって進展することが期待された。
2.4倍性ショウガの花粉稔性及び結実環境
2倍性ショウガ系統(‘金時'、‘三州'、‘フィリッピン')の花粉稔性は0.3〜6.2%であった。一方、4倍性ショウガ系統(‘金時4X'、‘三州4X'、‘フィリッピン4X')の花粉稔性は27.3〜74.2%で、著しく稔性が向上した。これら4倍性系統の最適花粉発芽温度は14〜23℃にあり、花柱内花粉管伸長も17℃で最も優れた。花粉発芽及び花柱内花粉管伸長は飽和湿度条件下で良好であったが、80%以下の湿度条件下で花粉及び花柱を1時間処理すると花粉発芽及び花柱内花粉管伸長は抑制された。以上の結果から、4倍性ショウガの結実環境は約17℃、飽和湿度条件と推定された。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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