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1994 年度 実績報告書

非破壊法によるヤング係数容積密度数等材質に関する形質の精英樹クローン間変異

研究課題

研究課題/領域番号 05660151
研究機関北海道大学

研究代表者

工藤 弘  北海道大学, 農学部・附属演習林, 助教授 (10001504)

研究分担者 氏家 雅男  北海道大学, 農学部・附属演習林, 名誉教授
野田 真人  北海道大学, 農学部・附属演習林, 助手 (00101238)
夏目 俊二  北海道大学, 農学部・附属演習林, 助手 (30180532)
滝川 貞夫  北海道大学, 農学部・附属演習林, 教授 (90001502)
門松 昌彦  北海道大学, 農学部・附属演習林, 助手 (60158847)
キーワードトドマツ精英樹 / クローン間変異 / 採種園 / 化学的性質 / 相関 / 分散分析 / 辺材 / 心材
研究概要

試料は1993年に北大演習林林木育種試験場トドマツ採種園間伐木より採取した円板である。昨年の物理的性質の調査にひきつづき、今年は主として化学的性質について調査した。材料は46クローン、225個体である。実験方法は常法により温水抽出物,アルカリ抽出物,アルコール・ベンゼン抽出物,灰分を測定した。結果と考察:試料重量に対し,心材温水抽出物は平均4.1%,心材アルカリ抽出物は平均16.3%,心材アルコール・ベンゼン抽出物は4.1%,心材灰分は1.2%であった。総合的に見て心材4つの抽出物の多いクローン5つ,同少ないクローン5つ,その他2つ合計12クローン58個体の辺材より同様な抽出を行った。辺材温水抽出物は3.1%,同アルカリ抽出物は18.1%,同アルコール・ベンゼン抽出物は2.0%,同灰分0.7%であり,アルカリ抽出物を除き,辺材は心材の約2/3であった。クローン間の分散分析では辺材温水,辺材アルコール・ベンゼンに0.1%,辺材灰分に5%,心材アルコール・ベンゼン,心材灰分に1%水準で有意差があった。心材と辺材には有意な相関はなかった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 片寄髞: "トドマツ精英樹つぎ木クローン間の材質に関する2・3の特性の相違" 日本林学会誌. 74. 426-430 (1992)

  • [文献書誌] 片寄髞: "トドマツ精英樹よりつぎ木されたクローン間の材質の比較(I)" 北海道大学演習林研究報告. 49. 201-218 (1992)

  • [文献書誌] 工藤弘: "トドマツ精英樹よりつぎ木されたクローン間の材質の比較(II)" 北海道大学演習林研究報告. 50. 179-205 (1993)

  • [文献書誌] 門松昌彦: "種々のトドマツ精英樹からつぎ木されたクローンの基礎材質(I)" 北海道大学演習林研究報告. 51. 14-30 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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