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1993 年度 実績報告書

漁獲行為遭遇資源の生残性に関する行動生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05660203
研究機関東京水産大学

研究代表者

有元 貴文  東京水産大学, 水産学部, 教授 (20106751)

研究分担者 秋山 清二  東京水産大学, 水産学部, 助手 (00251679)
稲田 博史  東京水産大学, 水産学部, 助手 (90176397)
東海 正  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (30237044)
キーワード漁獲過程 / 脱出魚 / 投棄魚 / トロール漁法 / 引縄漁法 / 生残性 / ストレス / 心電図
研究概要

漁獲行為遭遇資源の生残性に関する行動生理学的研究の初年度実績として、以下の通りである。
1.各種漁具の漁獲過程を改めて検討し、漁具から脱出した個体の生残率に関する既往の文献調査により問題点の抽出を行った。
2.東京水産大学坂田実験実習場、ならびに水産工学研究所魚群行動研究施設においてトロール網を想定した網目通過実験を行い、マアジの網内遊泳行動、網目通過行動、そして遊泳疲労について観察するとともに、網目通過個体の魚体損傷と生残性についての基礎実験を行った。
3.千葉県館山湾においてソウダガツオ引縄漁法の漁獲過程に関する水中観察を行い、擬餌にかかるまでの行動パターンと各事象出現率の算出を行った。また、漁獲個体について坂田実験実習場屋外大型水槽に搬入し、長期飼育による生残性確認実験を行った。
4.漁獲行為遭遇個体のストレス測定を目的として、マアジを実験魚として血液中のプラズマ・コルチゾル測定に関する基礎実験を行い、コルチゾルレベルの上昇をもとにストレスの状態を判定できることを確認した。
5.心電図遠隔測定に関する基礎実験を行い、心拍数増加ならびに抑制の現象をもとに刺激-反応系解明の手法を確立するとともに、ストレスの状態をリアルタイムで判定する手法について検討した。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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