研究課題/領域番号 |
05660273
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
大槻 恭一 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 助教授 (80183763)
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研究分担者 |
籾井 和朗 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 助教授 (40136536)
神野 健二 九州大学, 工学部, 教授 (80038025)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | SPAC / 物質移動 / 土壌水分 / 塩分 / リモートセンシング / 熱収支 / 灌漑 / 分光反射 |
研究概要 |
1.分光反射特性を用いた植生の植被率と活性度の分離評価 リモートセンシングにより芝の植被率と活性度を分離して評価する方法を考案した。また、本法の適用性を野外のソルゴ-圃場で検証した。 2.分光反射特性による芝のストレス状態の評価 水ストレスと塩ストレスによる芝の生理的変化と分光反射の関係を明らかにした。また、分光反射比率を変数とした芝のクロロフィル濃度と葉内水分量の推定式を考案し、芝のストレスを診断する方法を検討した。 3.吹走距離の増加に伴うソルゴ-圃場の熱収支の変化 ソルゴ-圃場の卓越風に沿う3点で熱収支を測定し、吹走距離に伴い熱収支特性が変化するが、40〜70m程度で新しい表面の特性に順応していくことを明らかにした。 4.レキ層のある土壌中の水分・塩分・熱の移動 均一な砂カラムおよびレキ層を挟んだ砂カラムを用いて土壌中の水分・塩分・熱の移動現象を実験によって定量的に把握した。 5.気象・土壌特性に基づく点滴灌漑水量に関する実証的研究 点滴灌漑条件下のキャベツ畑において、蒸発散位、灌漑水量、土壌水分動態、作物収量の関係を測定し、キャベツの最適な点滴灌漑用水量について検討した。 6.土壌-植生系における土壌水分動態に関する実証的研究 メキシコ冷涼海岸砂漠地域のアルファルファ農場において、微気象および土壌物理の観測を約1週間実施し、この結果を基に、土壌水分動態に関して実証的検討を行った。
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