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1994 年度 実績報告書

クラミジアの病原性に関する分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05660342
研究機関岐阜大学

研究代表者

福士 秀人  岐阜大学, 農学部, 助教授 (10156763)

研究分担者 平井 克哉  岐阜大学, 農学部, 教授 (30021702)
キーワードクラミジア / 病原性 / オウム病
研究概要

鳥・ヒトオウム病・哺乳類由来C.psittaciおよびC.pecorumの主要外膜蛋白質遺伝子ompAおよび熱ショック蛋白質遺伝子groELのDNA多形性をPCR法と制限酵素切断像解析の組合せから明らかにした.これらの遺伝子のDNA多型性は以前に我々が報告したゲノムDNAの多型性と一致し,さらに今回の結果はゲノムDNA解析ではわからなかった株間の差異を明らかにした.この結果はゲノムDNA解析ではわからなかった株間の差異を明らかにした.この結果を第8回国際クラミジアミーティングで報告した。さらに,Random Amplified PCR Diversity(RAPD)解析を行い,種および型,さらに個々の分離株に固有な断片が増幅されることを明らかにした.この結果からRAPD解析がクラミジア感染症の分子疫学的研究に有用であり,また,病原性の指標としても用いられうることがわかった.さらに代表的なクラミジア株のgroELおよび16S rRNA遺伝子の塩基配列を決定した.以上の成績からC.psittaciおよびC.pecorumはC.trachomatisと異なった遺伝学的性質をもっていること,および病原性と関連した遺伝型の存在を示唆した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 福士秀人,平井克哉: "Chlamydia pecorum-クラミジア属 第4の種-" 日本獣医師会雑誌. 48. 1-6 (1995)

  • [文献書誌] H.Fukushi and K.Hirai: "Heterogeneity and homogeneity of OmpA(the major onter membrane protein)and GroEL-homolog genes of avian and mammalian chlamydis psitlac by PCR baced RFp analyses" Chlamydial Infections,Proceeding of the eighth international Symposium of Human Chlamydial Infections. 8. 589-592 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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