• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

雑草種子の収集・保存と形質調査

研究課題

研究課題/領域番号 05660378
研究機関岡山大学

研究代表者

榎本 敬  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (50033254)

キーワード雑草 / 種子の写真 / 種子保存 / データベース / 帰化植物 / 資源植物
研究概要

1994年2月現在で保有している種子数は201科3053種15978点である。日本産の雑草種の大部分は種子を収集することができた。未採集種は不稔であったり,結実率のきわめて低い種が多い。
本年度のもっとも大きな研究実績は,帰化雑草種子の写真を撮影したことと,これが出版できることである。飼料や牧草種子などに混入して外国から日本に入る帰化雑草は農業の上で大きな問題を起こしているが,現在まで日本では種子でもって帰化植物の種を判別できる図鑑がなかった。成植物の写真と形態の記載の付いた写真集は有効に活用されると期待できる。取り上げている種類は主要な種30科168種で,すべての帰化植物,在来の雑草をカバーする事はできていないが,他に類書がなく,実用的にも役立つと考えている。
雑草は人間の活動が直接影響する土地に生えているため,現在では絶滅寸前になっている種も多くなっているが,いわゆる絶滅危惧植物にあたる雑草種の種子をかなり集めることができた。しかしながら,水生植物の種子の保存方法はまだ確立してなく,今後に残された問題である。
種子の利用申込件数も年々増加しており,共同研究を推進するのに役だっている。データベースそのものの利用は外部にオンラインで接続できる状態ではないが,オフラインで外部にも提供できている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 畜産技術協会編: "写真でみる外来雑草" (1994)

  • [文献書誌] 狩山俊悟: "岡山県産水草目録" 倉敷市立自然史博物館研究報告. 9. 27-57 (1994)

  • [文献書誌] 榎本 敬: "岡山県南部の水草の種類と分布" 雑草研究. (発表予定). (1994)

  • [文献書誌] 榎本 敬: "韓国と日本の雑草フロラの類似性について" 雑草研究. (発表予定). (1994)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi