研究課題/領域番号 |
05660382
|
研究機関 | 九州東海大学 |
研究代表者 |
椛田 聖孝 九州東海大学, 農学部, 教授 (50148970)
|
研究分担者 |
岡本 智伸 九州東海大学, 農学部, 講師 (70248607)
菊地 正武 九州東海大学, 農学部, 教授 (60023454)
|
キーワード | 水生植物 / ホテイアオイ / サイレ-ジ / 富栄養化 / 乳酸発酵 / 飼料価値 / 水生バイオマス / 水質浄化 |
研究概要 |
富栄養化した水圏の浄化を好水性植物(例えば、ホテイアオイ)で行い、収穫後の植物体を飼料等のバイオマスとして活用する研究を行った。 本年度はホテイアオイ・米ヌカ(脱脂)サイレ-ジを調製し、肉用育成牛を用い飼料価値を検討した。脱脂米ヌカ添加サイレ-ジの可消化粗タンパク質および可消化エネルギーは、それぞれ9.5%、2.2Mcal/kgであった。米ヌカ添加サイレ-ジのそれは、それぞれ8.9%および2.2Mcal/kgであった。脱脂米ヌカ添加サイレ-ジの自由乾物摂取量は体重の1.3%で、米ヌカ添加サイレ-ジのそれは0.9%であった。また、乾物消化率は、それぞれ50.3%および51.8%であった。 以上の結果より、ホテイアオイと農業副産物(今回は米ヌカ)等を組み合わせることにより、水質浄化と新しい飼料資源開発の可能性が示唆された。
|