200〜250gウイスター系白ねずみ中枢神経系をアルデヒド混合液て心臓から注入固定し、急速ゴルヂ染色法染色、脱水、エポキシ樹脂包埋後80umの切片を作製し、大脳皮質、海馬、歯状回の光顕観察を行った。星状グリア細胞が良く染った部分を切り出し、再包埋後3.5umの連続切片を作製した。0度および±10度傾斜の三枚の超高圧電顕写真を撮影し、最終倍率6000倍で計測を行った。本年度はまず±10度傾斜の写真から試料の正確な厚さの測定を試みた。次いで2次元に投影された0度像に厚さを掛けたものから簡易化されたグリア細胞突起表面積の計算を行っている。次のステップとしては三次元画像解析法による単位体積内のグリア細胞突起の長さおよび表面積計算を行い、前者との比較から係数を出し簡易化像の値の補正を行う予定である。
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