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1995 年度 実績報告書

星状グリア細胞突起の定量解析

研究課題

研究課題/領域番号 05670036
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

濱 清  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 所長 (90028267)

キーワード星状グリア細胞 / 三次元定量解析 / コンピュータートモグラフィー / 超高圧電子顕微鏡
研究概要

今年度は次の2点に焦点を絞って研究を行った。
1)超高圧電子顕微鏡によ星状グリア細胞突起のコンピュータモグラフィ(CT)解析:Golgi染色、プラスチック包埋を行ったラット脳星状グリア細胞の厚い切片(2〜3μm)を作製し、1000KV超高圧電子顕微鏡を用い、2°間隔で±60°連続傾斜写真を撮影した。この連続傾斜写真について、シリコングラフィクス社、オニクス、リアルエンジン2コンピュータを用いてCT立体解析を行い、三次元画像化に成功した。なお表面積計算、体積計算のための上記設定実験を継続中である。
2)グリア抗原、S100タンパクに対する抗体を用いてラット脳グリア細胞の免疫染色を行い、光学顕微鏡レベルでは星状グリア細胞のゴルジ染色像にほぼ近い染色像を得たので、これを用いて、超高圧電子顕微鏡によるCT解析を試みた。今年度の実験ではまだ充分なコントラストを得ることができなかったので、さらいコントラストの強化をはかる必要がある。
一般的には超高圧電子顕微鏡のレンズを改良し、試料面で照射電子線を平行にしたこと、および後焦点面に対物絞りを入れたことによって像質が著しく向上したので、今後の結果に期待している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Hama: "Three-dimensional organization of neuronal and glial processes:High voltage electron microscopy." Microsc.Res.Tech.29. 357-367 (1994)

  • [文献書誌] G.E.Soto: "Serial section electron tomography:Amethod for three-dimensional reconstruction of large structures." Neuroimage. 1. 230-243 (1994)

  • [文献書誌] 濱清: "「最新心理学」心筋細胞の膜系。(春見健一他編)" 丸善書店, 17 (1993)

  • [文献書誌] 濱清: "「精神活動の流れを遡る-機能・構造・物質-」(早石修他編)グリア細胞の構造と機能" メディカルジャーナル社, 3 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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