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1993 年度 実績報告書

CD63関連遺伝子クローニングとその蛋白機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 05670095
研究機関岡山大学

研究代表者

西堀 正洋  岡山大学, 医学部, 講師 (50135943)

キーワードGranulophysin / CD63 / 血小板 / トランスメンブレン4 / 線維芽細胞
研究概要

我々は止血異常を主徴とする体性劣性遺伝疾患Hermansky-Pudlack症候群で著明に低下している血小板濃染顆粒膜蛋白質Granulophysinを精製し、この蛋白質がCD63と同一蛋白であると結論した。本年度の研究では、CD63と構造的に類似する新しいgene family(トランスメンブレン4)のcDNAクローニングを試みた。ヒト白血球、ヒト脳、ヒトneuroblastomaよりmRNAを精製し、逆転写酵素によりcDNAを合成し、PCRの鑄型とした。CD63及び関連蛋白の膜貫通領域I、IIをコードする以下の混合primerを合成した。
各鑄型を用いてPCR反応を行ったところ185-240bpに数本のバンドが認められた。ヒト脳から得られた195bpのfragmentをpCRIIに組み込み、サブクローニングし、塩基配列を決定したが得られたクローンはこれまでのところCD63の配列とすべて一致した。現在、他の大きさのfragmentのシークエンスを試みている。
一方、人胎児線維芽細胞培養上清に抗granulophysinモノクローナル抗体を8〜40μg/ml添加し、細胞形態・細胞増殖に対する効果をみたが、現在までのところ有意の変化は認められていない。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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