研究課題/領域番号 |
05670158
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研究機関 | (財)東京都老人総合研究所 |
研究代表者 |
石川 直 (財)東京都老人総合研究所, 分子病理部門, 研究員 (30184485)
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研究分担者 |
石井 章雄 (財)東京都老人総合研究所, 分子生物学部門, 助手 (60167244)
福田 貢 (財)東京都老人総合研究所, 分子生物学部門, 助手 (30100126)
島田 信子 (財)東京都老人総合研究所, 分子生物学部門, 助手 (60158962)
木村 成道 (財)東京都老人総合研究所, 分子生物学部門, 室長 (60073029)
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キーワード | ヌクレオシド二リン酸キナーゼ / nm23 / アイソフォーム / 転写開始点多型性 / RACE法 / コアプロモーター / CATアッセイ / 免疫染色 |
研究概要 |
【.encircled1.】NDPキナーゼalphaアイソフォームが5つのエクソンから構成されるもの(長型)と4つのエクソンから構成されるもの(短型)が存在することを確定した。ラットのDNAを鋳型とし5′RACE法により複数の異なるサイズのクーロンを単離し、塩基配列を決定した。その結果、既報の転写開始点の上流に非翻訳の第1エクソンを持つ長型mRNAの一群のクローレと、これらと同一の転写開始点をもつものの第1イントロンのスプライスされないmRNAおよび第1群の第1イントロン中に転写開始点を持つもの(いずれも4エクソンから構成される短型mRNA)の2群があることが判明した。(投稿準備中) 【.encircled2.】NDPキナーゼのコアプロモーター部位を確定した。CATアッセイによりラットのアイソフォーム遺伝子のコアプロモーター活性が転写開始点上流の2つのGL-BOXを含む領域にあることを明らかにした。((投稿準備中)【.encircled3.】NDPキナーゼの組織発現。抗alpha,betaアイソフォーム特異的単クーロン抗体を作製した。それらを用いて全身の組織の免疫染色を行った結果、各アイソフォームは細胞系列特異的に発現されることが判明した。また標本が固定法により染色性が異なる所見(例えばbetaは一般的にパラフォルムアルデヒド固定により染色性が上がる。)から各々のアイソフォームの細胞内存在様式が異なることが示唆された。(投稿準備中):【.encircled4.】NDPキナーゼ発現誘導実験。 種々の培養細胞株を用いて、血清飢餓状態でのNDPキナーゼのmRNAおよび蛋白の減少、再び血清添加による発現の誘導を認めた。但し増減のパターンは用いた細胞株により異なっており更なる検討が必要である。
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