研究課題/領域番号 |
05670171
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
加藤 良平 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (30152755)
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研究分担者 |
鈴木 幸一 山梨医科大学, 医学部, 助手 (20206478)
逸見 明博 山梨医科大学, 医学部, 助手 (40173562)
川生 明 山梨医科大学, 医学部, 教授 (30059224)
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キーワード | 甲状腺癌 / 分子病理学 / 増殖期細胞 / Oncogene / Ras / 内分泌 |
研究概要 |
甲状腺癌の発生過程とそのプログレッションにおける遺伝子異常の分子病理学的解析を目的として、本年度行った研究と継続中の研究についての状況について報告する.研究材料として、甲状腺のホルマリン固定、パラフィン包埋症例236例(正常10例、バセドウ病21例、腺腫様甲状腺腫33例、濾胞腺腫43例、乳頭癌95例、濾胞癌15例、未分化癌11例)を収集し、増殖期細胞(Go期以外)を認識するKi-67抗原に対するMib-1抗体を使用して、各増殖性病変の増殖率を免疫組織化学的方法で計測した.さらに現在は増殖能と機能(ホルモン合成能)との関連を検討中である.一方、上記症例のパラフィン包埋切片からDNAを抽出して、PCRを用いて増やし、Dotblot hybridization(DBH)法によりras geneのmutation率を検出する試みを行っている.DBH法による検索については現在パラフィン包埋切片からのDNA抽出の方法を検討中である.
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