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1993 年度 実績報告書

正常1番染色体移入細胞を用いた大腸癌抑制遺伝子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 05670214
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

田中 貴代子  財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 腫瘍生化学研究部門, 研究員 (40124474)

キーワード癌抑制遺伝子 / サブトラクション / 大腸癌 / 1番染色体 / 微小核融合法
研究概要

正常1番染色体短腕34-36領域の移入によりヌードマウスにおける造腫瘍性が抑制された移入細胞と、移入領域の一部の欠失により造腫瘍性が再発現したリバータント細胞からグアニジウムチオシアネート法により全RNAを調整し、さらにオリゴ(dT)セルロースカラムによりポリA付加mRNAを調整した。リバータント細胞から調整したmRNAをologotex-dT30にアニールし、(dT)_<30>をプライマー、mRNAを鋳型としてAMV逆転写酵素によりologotex-dT30上でcDNAを合成した。熱変性後遠心により上清画分のmRNAを除き沈殿画分のcDNA-oligotex-dT30に正常1番染色体移入細胞から調整したmRNAを加えハイブリッドを形成させ、遠心によりcDNA-oligotex-dT30とハイブリッドを形成した共通のmRNAを除いた。この繰り返しにより濃縮した1番染色体移入細胞特異的mRNAを鋳型として、XbaIプライマー-アダプターを用いて1本鎖cDNAを合成し、大腸菌RNaseHとDNAポリメラーゼIにより2本鎖cDNAを合成した。SalIアダプターを付加した後XbaIで消化してBluescriptIIのクローニング部位に挿入し、大腸菌にトランスフェクトしてライブラリーを作製した。現在移入細胞とリバータントのcDNAをプローブにしてデファレンシャルハイブリダイゼーションを行い1番染色体移入細胞に特異的な遺伝子クローンの選別を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Tanaka: "Suppression of tumorigenicity in human colon carcinoma cells by introduction of normal chromosome 1p36 region" Oncogene. 8. 2253-2258 (1993)

  • [文献書誌] M.Miyaki: "Coexistance of somatic and germ-line mutation of APC gene in desmoid tumors from patients with familial adenomatous polyposis" Cancer res.53. 5079-5082 (1993)

  • [文献書誌] M.Konoshi: "Genetic changes and histopathological grads in human hepatpcellular carcinomas" Jap.J.Cancer Res.84. 893-899 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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