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1993 年度 実績報告書

EBウイルス転写調節因子Zタンパクのウイルスプロモーター選択的活性化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05670277
研究機関金沢大学

研究代表者

佐藤 博  金沢大学, がん研究所, 助手 (00115239)

キーワードEBウイルス / BZLF1遺伝子 / c-fos
研究概要

EBウイルスのBZLF1遺伝子にコードされるZタンパクはそのアミノ酸配列において細胞性転写因子c-Fosと非常にホモロジーが高くc-fos遺伝子がウイルスに取りこまれたものと考えられる。しかしながらc-fos遺伝子が細胞性のプロモーターを活性化するのに対してZタンパクは細胞性のプロモーターを活性化することができず、EBウイルスのいくつかのプロモーターを選択的に活性化する。我々はZタンパクとc-Fosタンパクとのキメラタンパクを作成して解析した結果、Zタンパクの100-119アミノ酸領域にこのプロモーター特異性を決定する部位が存在することを見いだした。おそらくc-fos遺伝子がウイルスに取りこまれ進化の過程でウイルスの増殖に都合がよいように変異して行ったものと考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroshi Sato: "V-Src activates the expression of 92-KDa type IV collagenase gene through the AP-1 site and the GT box homologous to Retinoblastoma contrd elements" The Journal of Biological Chemistry. 268. 23460-23468 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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