研究概要 |
今年度は、すでに入力してあるデータのリンゲージのための変換作業に時間をかけた。市町村の住民台帳、生活習慣質問紙、健康診査(山梨県のみ)、国保レセプトの罹患調査、疾病登録(佐久市のみ)および死亡データの各種類を効率的にリンクすることを考えている。 対象として山梨県の3町村9,121名、佐久市28,057名のコホート集団は確定しているので、今後さらに調整を進めていきたい。 罹患率に関しては、山梨県について平成5年3月までの国保レセプト調査を終了している。 死亡例に関しては、平成4年12月末までの調査を終了している。 コホート研究およびコホート内症例対照研究のコンピュータープログラムの開発は、研究分担者の一人(菊地)が、現在ロンドン大学にて、基本的な方法論について研修中であり、具体的な検討は、次年度に実施する予定である。 なお、本研究は文部省がん特別研究総括班内研究班である「コホート研究による発がん要因の評価に関する研究班」(班長 青木國雄)の補助も受けており、当該班との調整も進行中である。
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