研究課題/領域番号 |
05670356
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
青野 裕士 大分医科大学, 医学部, 助教授 (80150936)
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研究分担者 |
斉藤 功 大分医科大学, 医学部, 助手 (90253781)
小澤 秀樹 大分医科大学, 医学部, 教授 (90204198)
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キーワード | 職務ストレス評価紙 / 職業ストレス源 / ストレス対処 / ストレス反応 / 脳・心疾患 / 危険因子 |
研究概要 |
季節変動に伴う労働負荷の軽重が個人のストレス反応の集合としての組織ストレス反応にどのような影響をもたらしているか。職業ストレス源、対処、およびストレス反応の3者の関連において、活性化したストレス源の下で、ストレスへの対処が不十分であれば、ストレス反応が生じるか。さらに脳・心疾患の危険因子とされる高血圧、高脂血症、喫煙、飲酒、肥満との相互関連があるか。について検討した。対象を装置・設備の整備点検を一元的に行っている工務部門と製品の開発研究を行う研究部門とで、年間を通じて、操業度の最も高い時期と低い時期の2時点で比較検討した。研究部門は工務部門に比べ、職業ストレス源が恒常的に高水準であるにもかかわらず、ストレス反応では両部門で差がなく、研究部門のストレス対処の良さが明かであった。また閑散期に比べ、繁忙期は両部門ともに職業ストレス源が増大し、職業的・心理的・身体的ストレス反応も増えた。しかし時期によるストレス対処得点には差がなく、繁忙期のストレス対処法の改善が示唆された。ストレス対処のすぐれていた研究部門の方が正常血圧者の割合が大きく、また高比重リポ蛋白の濃度の高い集団であった。ストレス対処の良さが脳・心疾患の発症防止の関与する可能性が示唆された。ただし、本来、ストレス対処がなされてストレス反応が現れると推定されるが交差-時間差相関値は同時的相関値に比し、必ずしも高くなく、個人の職業ストレス源の認知、ストレス対処とストレス反応の相互関連は明かであるが、その因果関係についてはさらに対象部門を拡大して検討する。
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