研究課題/領域番号 |
05670452
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
白鳥 康史 東京大学, 医学部(病), 助手 (70196624)
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研究分担者 |
小松 裕 東京大学, 医学部(病), 医員
松村 雅幸 東京大学, 医学部(病), 医員
丹羽 康郎 東京大学, 医学部(病), 医員
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キーワード | 肝内皮細胞 / TGFd / PKC / 分子生物学 / CINC / IL-8 |
研究概要 |
肝類洞内皮細胞を分離、培養の検討から内皮細胞の形態学的な管腔形成には細胞外基質の関与が示され、また、その増殖機構にはTGF-alphaにより細胞内でのPKCが誘導されることが明らかにされた。また、肝類洞内皮細胞を用いたangiogenesis類似modelには、細胞外基質により修飾されていることが明かにされてきた。また、培養癌細胞培養上清液にはangiogenesisを亢進させる作用が示された。このことは、癌細胞の肝内転移巣形成に伴い新生血管形成が誘導されることを示すものである。また、これら形成されたモデルにおいて癌細胞と血管での接着因子の発現が示され、これらのin vitroの実験系は、今後、癌の転移巣形成の解明に重要な系であると思われる。また、肝再生にも肝細胞の再生のもならず、肝類洞内皮細胞の増殖が示され、肝での基本形態を保持していくことが明かにされた。 肝障害線維化には様々な細胞湿潤とcytokineの関与が知られている。これら細胞湿潤にも様々なcytokineの関与を今回明かにした。この、代表例としてinterleukin-8(cytokine-induced neutrophil chemoattractant)の産生機構の解明を遺伝子のtranscriptレベルおよび蛋白産生レベルで明かにした。その結果、これら生理活性物質の産生制御には様々なcytokineによる複雑なネットワークが関与形成していることが示された。
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