研究課題/領域番号 |
05670486
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
岡崎 和一 高知医科大学, 医学部, 講師 (70145126)
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研究分担者 |
森田 雅範 高知医科大学, 医学部, 助手 (30191034)
西森 功 高知医科大学, 医学部, 助手 (30237747)
横山 雄一 高知医科大学, 医学部, 助手 (30243843)
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キーワード | ムチン / 癌 / 胃 |
研究概要 |
我々はすでに、リボゾームにおけるコア蛋白の生合成に関し、ER内への進展においてシグナルペプチドのアシル化が重要であることを報告した。さらに正常ヒト胃ムチンコア蛋白の8KDaトリプシンペプチド(ムチン蛋白のC末端側)を認識する2種のモノクローナル抗体(3G12、2B4)を用い、胃粘膜細胞のムチン合成ポリソーム、Cell Free TranslatioによるmRNAの翻訳の解析によ60kDaのコア蛋白の存在を報告し、その細胞内輸送、分泌に関してはヒト正常胃粘膜上皮細胞内でのムチンprecursor蛋白のsubunitは60KDaであり、rough ER内でS-S結合による4量体precursor蛋白を形成し、その後ゴルジ装置に輸送されることを明かにした。また、我々は消化管癌患者における血中ムチン様抗原の検出とその診断意義について報告しているが、その機序として、癌細胞の中には、50-60KDaコア蛋白が同定され高分子となる前の低分子量状態で分泌されるものがあり、その際の細胞内輸送、分泌には正常細胞と異なりHigh mannose型N-glycanの関与している事を報告した。ヒト胃60KDaムチンコア蛋白cDNAのクローニングは当初の計画どうり外科的切除胃の胃底腺領域粘膜をよりエルトリエーターにて単離したムチン合成細胞より作成したcDNAライブラリー(1gt11)から抗ムチン60KDaコア蛋白モノクローナル抗体を用いイムノスクリーニングによりcDNAのクローニングを行いMuc60_<-x>として仮命名し、現在、拡散塩基配列の解析の準備中である。
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