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1995 年度 実績報告書

骨成長、骨成熟に及ぼす性ホルモンと成長因子の相互作用に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 05670706
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

藤本 昌敏  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (20156912)

キーワード下垂体GH合成 / 性ホルモン / 免疫染色 / in situ hybridization
研究概要

下垂体の成長ホルモン合成に及ぼす性ホルモンの影響について検討した。最初に3週齢、6週齢のWistar-Imamichiラットを用いて下垂体を摘出し、免疫染色および標識cDNAprobeを用いたin situ hybridizationにより、GHの発現を再度検討した。前年度と同様に性差は明らかでなかったが、3週齢に比べて6週齢ではGHの発現は増加していた。そこで、内因性の性ホルモンの影響を除外するため、LH-RH analogを3週齢、5週齢に投与し去勢状態にした後、DHT 50ug、E_2 20ugを1週間連日皮下注し、6週齢に血中GH濃度、下垂体GH含有量、および同様に免疫染色、in situ hybridizationを行い、下垂体組織でのGHの発現を比較検討した。血中GH濃度および下垂体GH含有量は市販のラットGHキットを用いてRIA法で測定した。血中GH濃度はE_2投与により増加したが、DHT投与では変化は認められなかった。下垂体GH含有量は蛋白量で補正も行ったが、E_2およびDHT投与で変化は明きらかでなかった。現在、免疫染色およびin situ hybridizationを行っているところで、下垂体組織におけるGHおよびGHmRNAの発現に関しては後日報告する。なお、コントロール、DHT投与群に比べ、E_2投与群では発育が不良であった。骨組織について検討したが骨端線は閉鎖してないので、E_2による何らかの末梢での作用が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hitoshi Yamamoto: "Changes in Cerebrospinal Fluid Neurotransmitter Metabolite Concentrations in Patients with Periodic ACTH-ADH Discharge Syndrome" Clinical Pediatric Endocrinology. in press.

  • [文献書誌] 藤本昌敏: "甲状腺・副甲状腺" 小児科臨床. 48. 886-890 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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