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1994 年度 実績報告書

乾癬におけるエイユサペンタエン酸治療効果とサイトカイン遺伝子発現との相関

研究課題

研究課題/領域番号 05670721
研究機関千葉大学

研究代表者

児島 孝行  千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (20161911)

研究分担者 鈴木 信夫  千葉大学, 医学部, 助教授 (90111426)
寺野 隆  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (70237006)
望田 篤  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90239567)
キーワードpsoriasis / cytokine / Interleulcin-8 / GRO / cyclosporine A / eicosapentaenoic acid
研究概要

ポリクローナル抗IL-8抗体を用いて、エイコサペンタエン酸投与前後の乾癬病巣でのIL-8の染色態度を検討した。IL-8は、主として角層の特にMunro's microabscessの部位に陽性所見がみられ、また一部では基底層部分にも認められた。また乾癬患者の病巣部でのIL-8及びgroのmRNAが強く発現していることがnorthern blotting及びPCR法によって明らかになった。そしてこれらの発現はシクロポリンAを内服することによって消退することも確認された。乾癬患者単球をConAで刺激して、IL-1,IL-6,IL-8などのサイトカインの産生をみたところ、EPA治療前に亢進していたものが、軽快後は正常化していることをみいだした。EPAの乾癬への効果はすでに報告したが、さらにシクロスポリンAの副作用を軽減し、両者の併用により、相乗効果がみられるか否かを判定すべく、低用量のシクロスポリンAとEPAを組み合わせた乾癬患者への臨床効果を検討しており、一部では有用な結果を得ている。現在さらに症例数を増やして検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 児島孝行: "インターロイキン8-乾癬に対する役割について-" 西日本皮膚科. (発表予定). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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