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1994 年度 実績報告書

中大脳動脈上方枝群の各分枝と神経心理学的症状

研究課題

研究課題/領域番号 05670828
研究機関金沢医科大学

研究代表者

榎戸 秀昭  金沢医科大学, 医学部, 助教授 (70092765)

研究分担者 北本 福美  金沢医科大学, 医学部, 講師 (00186272)
平口 真理  金沢医科大学, 医学部, 講師 (30064629)
キーワード前ローランド動脈 / ローランド動脈 / 前頭頂動脈 / 失語 / 行為障害
研究概要

平成6年中に前ローランド動脈灌流領域の梗塞巣を示す症例を新たに1例経験することができた.また前ローランド動脈とローランド動脈灌流領域の梗塞巣が合併した3例を観察できた.
前ローランド動脈灌流領域の梗塞巣(中心回前半部より前方でBroca領野を含む病巣)の症例は「これらの病巣はBroca失語を呈さず,むしろ超皮質性運動失語や健忘失語の病像とともに,文法レベルの文構成障害が生じる」というわれわれの従来の観察にほぼ一致するものであった.しかし,言語理解障害が顕著で,発話量が保たれる症例があり,これらの症例はむしろ超皮質性感覚失語に近い失語像を呈した.最近,本邦を中心に前頭葉病巣による超皮質性感覚失語の臨床報告が多く見られる.われわれの症例はこれらの理解障害には前頭葉症状が多く関与することを示唆した.これらの理解障害に関わる論文を準備中である.
また,前ローランド動脈,ローランド動脈および前頭頂動脈の灌流領域に一致する梗塞巣を示す3群のそれぞれの神経心理学的特徴をまとめ,著書(共同執筆)として発表し現在印刷中である.さらに,上記3群が示す文法レベルの障害の違いをもとに,「文法の神経機構」として論文発表を行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 榎戸秀昭: "文法の神経機構" Brain Medical. 6(1). 51-55 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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