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1995 年度 実績報告書

甲状腺ホルモン(T_3)の遺伝子調節機構についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670868
研究機関高知医科大学

研究代表者

武田 京子  高知医科大学, 医学部, 講師 (30243827)

研究分担者 岡林 智明  高知医科大学, 医学部, 助手 (70274371)
キーワード甲状腺ホルモン / SHBG(Sex Hormone Binding Globulin) / クローニング / プロモーター
研究概要

直接的にhSHBG遺伝子制御を評価するため,hSHBG遺伝子のプロモーター領域のscreeningをヒトgDNA Cosmid Library (Lorist 2)を用いて行った.異なる長さのプロモーター領域を有すると考えられる2つのclone(2,5)について、Hind IIIにて消化後、religationを行った。次に、他の制限酵素(Bam HI, Bgl II, Eco RI, Pvu II, Stu II)単独、或いは、Hind IIIとの併用にて消化後、agarose gelに電気泳動し、その泳動形式からvector近傍のpartial restriction mapを作成した。さらに、Cosmid Mapping Kitを用いて、より詳細なvector近傍からのrestiction mapを作成した。その結果、より長い上流を有していると考えられたclone5を、pUC(Bam HI site或いはHind III siteに)にsubcloningし直した。Bam HI或いはHind IIIにてこのcloneを消化後、religationし(*)、これらcloneを以前に作成したprobe2にてscreeningし8ヶのcloneを得た。その内、最もpurityの高いと考えられたclone 82(Bam HI siteにsubclone),80(Hind III siteにsubclone)をBam HI, Bgl II, Eco RI, Hind III, Stu II, Xba Iにて消化し、同probe 2を用いてsouthern blotting解析を行った結果、これらcloneは上流約0.5Kbしか含まれていなかった。そこで、restriction map上、近位プロモーターに最隣接する2.2Kb,4.4Kb Hind III切断fragmentを得るために、元のclone5をHind IIIで消化後、agarose gelからこのfragmentを切り出し、DNAを抽出し、subclooningした(phSHBG-H1,H2)。また、近位プロモーターに最隣接するBam HI fragment 6.5Kbを得るために、先にpUCのBam HI siteにsubcloningされ、Bam HIで消化後religationしたpUC(*)をscreeningし、6.5Kbを含むclone(phSHBG-B1)を得た。以上より、hSHBGのgDNAのプロモーター領域約7Kbのcloningが完了した。今後、このcloneの詳細な解析を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 武田京子 他: "機能性甲状腺結節(AFTN)における血中Sex Hormone Binding Globulin(SHBG)の測定意義" 日本臨床化学会四国支部会誌. 12. in press (1996)

  • [文献書誌] Okabayashi I, Takeda K, et al.: "Serum free thyioxine concentrations in chronic renal tailnre" Journal of Investigative Medicine. 43. 223A (1995)

  • [文献書誌] 岡林智明、武田京子 他: "慢性腎不全患者の甲状腺機能の再評価-FT_4(平衡透析法)SGBG値を用いて-" 日本内分泌学会雑誌. 70. 348 (1994)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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