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1993 年度 実績報告書

造血における骨髄ストローマ細胞および幹細胞の細胞骨格蛋白の役割とその機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 05670896
研究機関東京大学

研究代表者

東原 正明  東京大学, 医学部(病), 助手 (80165084)

研究分担者 渡辺 終五  東京大学, 農学部, 助教授 (40111489)
米山 彰子  東京大学, 医学部(病), 助手 (50175684)
小山 真理子  東京大学, 医学部(病), 医員
須永 真司  東京大学, 医学部(病), 医員
キーワードストローマ細胞 / 骨髄幹細胞 / 細胞骨格蛋白 / ミオシン / サイトカイン / フォスファターゼ / 血小板 / モノクロナル抗体
研究概要

【1】血液細胞分化に伴って起こるミオシンのアイソフォムー発現パターンの変換と機能変化の解明:非筋細胞および平滑筋ミオシン重鎖のアイソフォームに特異的なペプタイドに対するモノクロナル抗体を作製した(12 clones)。また、ミオシンのアイソフォームのcDNAクローンを用た特異的オリゴプローブおよびDNAプローブの作製した。しかし、分化誘導前後の白血病細胞株(HEL)のmRNAにつき、RT-PCRがまだ不成功に終わっている。
【2】ストローマ細胞のミオシンの形質変換:ストローマ細胞株(ヒトHFL,HUC-Fm)にヒトサイトカイン遺伝子をレトロウイルスvectorを用いて遺伝子導入をこころみた。ストローマ細胞株へのIL6遺伝子をレトロウイルスvectorなどいくつかの手技を用いて遺伝子導入を試みているが、再現性の面で問題が残る。
【3】骨髄幹細胞の変異ミオシンの解析:我々が既に得ているgizzard平滑筋ミオシンの重鎖と軽鎖のcDNAを用い、ヒト健康人骨髄細胞cDNA libraryよりヒト血液細胞のミオシン重鎖および軽鎖のcDNAをクローニングを試みた。ヒト健康人骨髄細胞cDNA libraryは作成中だが良質のものが取れない。ヒト血液細胞のミオシン重鎖、軽鎖のcDNAをクローニングは、6年度の課題である。
【4】血液細胞ミオシンのリン酸化および脱リン酸化の生理的意義の解明:gizzardミオシンの脱リン酸化酵素(Dr.Ikebe,CWRUより供与)に対するMcAbを作成し、10 cloneを得た。すべてIgMであるが、高titerのMAPP3を用い、ELISAをassay方法として、現在ヒト血小板およびHELより脱リン酸化酵素のを精製を試みている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kawakami H et al: "Okadaic acid induces marked shape change of human platelets" J.Smooth Muscle Research. (in press).

  • [文献書誌] Higashihara M.et al: "Inhibiton of 20-KDa myosin light chain exchange by monoclonal antibodies against 17-KDa myosin light chain" Biochem.Biophys.Res.Commun. (in press).

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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