アレルギー炎症の病態において重要な役割を果たしている好酸球の造血幹細胞からの分子に関して分子レベルでの解析を行なった。 1.好酸球系株化細胞(HL60-C15細胞)および正常ヒト骨髄細胞の好酸球文化において、GATA-1転写因子が何らかの役割を果たしていることが、示唆された。 2.好酸球ペルオキシダーゼ遺伝子のプロモーターには、negativeに作用する領域とpositiveに作用する領域の存在が示唆された。 3.Charcot-Leyden crystal蛋白遺伝子の転写調節領域を明らかにしたが、その詳細な塩基配列は現在検討中である。
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