研究課題/領域番号 |
05670945
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野坂 和男 東京大学, 医学部(病), 助手 (70150274)
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研究分担者 |
野入 英世 東京大学, 医学部(病), 助手
桑田 昇治 東京大学, 医学部(病), 助手 (00241993)
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キーワード | 糸球体上皮細胞 / メサンジウム細胞 / 糸球体再構築モデル / co-culture / 透過性コラーゲン膜 |
研究概要 |
本年度は培養糸球体上皮細胞とメサンジウムを透過性コラーゲン膜にco-cultureし、メサンジウム細胞のgrowthに及ぼす効果を検討した。 ラット単離糸球体を透過性コラーゲン膜上に静置すると、1週間で上皮細胞がほぼcou-fluentに成育する。この時点で、膜を裏返し、下面に上皮細胞が存在する状態で上面に7〜8代継代されたメサンジウム細胞を培養し、48時間后にメサンジウム細胞の細胞数をカウントし、また^3H-thymisinのとり込みをみた。 結果;糸球体上皮細胞のco-cultureにより、メサンジウム細胞は、メサンジウム細胞単独、メサンジウム-メサンジウムのco-culture、上皮細胞のcouditioned mediumなどの群に比して、細胞数、DNA合成ともに有意にgrowthが良好であった。糸球体上皮細胞は、メサンジウム細胞の良好な成育に必要と考えられ、相互に何らかの調節を行っている可能性が明らかとなった。
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