研究課題/領域番号 |
05671012
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
有永 信哉 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (70151181)
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研究分担者 |
中島 秀彰 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (20253528)
井上 裕 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (90203249)
上尾 裕昭 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (70150430)
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キーワード | メッセンジャーRNA / 定量 / TNF / 癌免疫化学療法 / インターリューキン2 / インターリューキン6 |
研究概要 |
本年度は以下の基礎的検討ならびに臨床的応用を行った。 1.末梢血単核球のTNFmRNA発現の定量的測定法の開発 末梢血単核球からmRNAのみを抽出し、予めコピー数のわかっているcRNA(内部コントロール)とともにRT-PCR法を施行することにより、mRNA発現を定量的に測定するassay系を樹立した。更に、in vitro,in vivoの両方の系について本法の信頼性と再現性を検討したところ定量的RT-PCR法の妥当性を得た。 2.LAK細胞におけるTNFmRNA発現の定量的解析 末梢血単核球にIL2を添加培養することによって得られるLAK細胞の殺細胞効果とTNFmRNAの発現量の変動を経時的に解析したところLAK活性の上昇に伴ってTNFmRNAの発現量が増加することが示された。 3.臨床癌患者における癌免疫化学療法前後の末梢血単核球のTNFmRNA発現量の変動 癌化学療法剤IL2併用療法を施行した癌患者(6例)についてその療法前後での末梢血単核球のTNFmRNA発現量を測定したところ、療法後には全例で4.2〜35.0倍の発現量の増加が認められた。 4.手術侵襲時のサイトカインmRNAの変動 手術侵襲時のIL6mRNA発現がウリナスタチン(UTI)投与により抑制することが示された。
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