研究課題/領域番号 |
05671023
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
大場 正己 北里大学, 看護学部, 教授 (70050408)
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研究分担者 |
石田 和夫 北里大学, 医学部, 講師 (50168225)
柿田 章 北里大学, 医学部, 教授 (90109439)
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キーワード | 間接カロリーメトリー / 栄養管理 / REE / RQ / グルタミン |
研究概要 |
ICU入室重症患者6例を対象に急性期における栄養管理の重要性、栄養管理法を確立すために間接熱量計を用いた以下の研究を行った。対象例は入院直後から全例TPNを使用、以後経管栄養を併用した。急性期・中間期・慢性移行期の3期に分け血液データや窒素平衡を含む通常の栄養評価法の他、間接カロリーメトリーを用いREE、RQの測定を行った。ICU重症患者では各疾患毎、重症度、その測定時期毎に消費エネルギーの亢進、異化亢進の程度が異なり、栄養投与によるエネルギー充足率の評価は通常の血液成分のデーターからの評価は困難であり間接熱量計を用いた評価、REE、RQ測定が比較的有効であた。特に急性期は水分出納、輸血、肝機能などの影響により血液データを用いた指標は困難であった。これらに基ずき栄養投与法を検討した。この結果、急性期にREEに対するエネルギー充足率の大幅な不足が示唆された。 ICU入室重症患者の急性期において経腸栄養が早期に可能な症例21例を対象に早期グルタミン投与の有効性を検討した結果、早期グルタミン加経腸栄養剤により異化亢進と窒素平衡の改善が得られた。
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