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1994 年度 実績報告書

神経内分泌腫瘍に対するレセプターシンチグラフィーによる新しい診断の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05671027
研究機関帝京大学

研究代表者

高見 博  帝京大学, 医学部, 教授 (10146714)

研究分担者 花谷 勇治  帝京大学, 医学部, 講師 (20129604)
三浦 誠司  帝京大学, 医学部, 助教授 (00165961)
小平 進  帝京大学, 医学部, 教授 (00110015)
キーワード神経内分泌腫瘍 / カルチノイド / レセプターシンチグラフィー
研究概要

1.ヌードマウスにおけるレセプターシンチグラフィー
ヌードマウスはBALB/c 6w齢,雄,体重16-20gを使用した。腫瘍としてインスリノーマ,カルチノイド,甲状腺髄様癌とした。継代中の腫瘍を細断し,マウスに移植し,腫瘍増殖が対数増殖期に入った移植後23日目頃より実験を開始した。ソマトスタチンレセプター陽性である良性・悪性のインスリノーマに対して125I-[Tyr^<11>]SRIFを投与した。コントロールでは腫瘍にアイソトープの集積はみられなかったが,良性・悪性のインスリノーマではともに腫瘍移植部位に移植後1日目と3日目に強い集積を認めた。1日目では肝,甲状腺などへの取りこみも多く,特異性に乏しかったが,3日目になると特異性が高く,集積率は殆んどかわらないシンチグラムが得られた。甲状腺をヨードでブロックしていないため,甲状腺へも摂取があり,やゝ分りにくいが,集積能は強く,診断可能と考えられた。
ヒトにおけるレセプターシンチグラフィー
甲状腺髄様癌の骨盤転移症例(51才,男性)に上記のアイソトープ(標識済)を投与(iv)したところ,骨盤転移巣に著明なアイソトープ集積を認めた。
現在,このシンチグラムをさらに解析し,その臨床的意義を検討している

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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