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1993 年度 実績報告書

消化器癌(特に胃癌)の転移・形態に関する遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05671069
研究機関九州大学

研究代表者

森 正樹  九州大学, 医学部, 助手 (70190999)

研究分担者 三森 功士  九州大学, 医学部, 医員
野添 忠浩  九州大学, 医学部, 医員
安田 光宏  九州大学, 医学部, 医員
キーワード消化器癌 / cDNAサブトラクション / 癌の悪性度 / 転移 / 組織型 / 遺伝子 / 癌遺伝子
研究概要

消化器癌における転移に関する遺伝子を同定するには、これらの遺伝子が多く発現されている群(腫瘍組織)とほとんどされていない群(正常組織)間での、cDNA subtraction methodを行う事が最も有用である。そこでわれわれは、外科臨床材料をcDNA subtraction methodで解析し、消化器癌の形態と転移形式を規定する各々の遺伝子を見いだし、双方の関係を明かにすることを目的として本研究を企画した。
平成5年度は外科材料の収集、total RNAの抽出、cDNA libraryの作製を行なった。
1.外科的に切除した臨床材料より腫瘍組織の一部と正常組織の一部を採取し-80℃で保存した。
2.各々の組織からChirgwinらの方法に従い、total RNAをとりだし、一部のcDNA library作製を始めた。
現在までに、約20種類のcloneを抽出している。数種類についてはpreliminaryにDNA sequenceを決定したが、この中の一つはmatrix metalloproteinase(MMP7)とhomologyを有している事が明かになったので、現在このgeneについて解析中である。また、他の1つのgeneとしてelongation factor 1-gammaについて、腫瘍と正常における発現の差を明かにした。今後は、この遺伝子についても更に解析をすすめる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Mori,et al.: "The Significance of Carbonic Anhydrase Expression in Humam Colorectal Cancer" Gastroenterology. 105. 820-826 (1993)

  • [文献書誌] M.Mori,et al.: "Prothymosin-alpha mRNAexpression correlates with that of c-myc in human colon cancer" Oncogene. 8. 2821-2826 (1993)

  • [文献書誌] M.Mori,et al.: "EPSTEIN-BARR VIRUS-ASSOCIATED CARCINOMAS OF THE ESOPHAGUS AND STOMACH" Arch Pathol Lab Med. (in press).

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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