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1993 年度 実績報告書

先天性水頭症におけるBenzodiazepine receptorの変化

研究課題

研究課題/領域番号 05671156
研究機関京都大学

研究代表者

石川 正恒  京都大学, 医学部, 助教授 (20115786)

キーワード水頭症 / 受容体
研究概要

難治性水頭症の病態解明を目的として、^<125>I-Ro16-0154(Ro)と^<123>I-IMP(IMP)を用いて、先天性水頭症ラットにおける中枢ベンゾジアゼビンレセプター分布と局所脳血流の差異について検討した。実験には生後4週のHTXラットを用い、対照として、同週の水頭症非発症HTXラットを用いた。ベントバルビタール麻酔下に経静脈的にRoとIMPを投与した。Ro投与はsacrificeの60分前と90分前の二群に分け、IMPは両群とのsacrificeの2分前とした。IMPのオートラジオグラフィーには直後より24時間の露光とし、Roのそれは7日後に48時間の露光とした。
幼若ラットではRo投与後60分で血流の影響が残存しており、尾状核で大脳皮質と同程度のRoの活性を認めた。90分では大脳皮質よりも明らかに低下し、in vitroのオートラジオグラフィーと同様の所見を認めた。このことより、Roのレセプターイメージングには少なくとも90分以後が適当と考えられた。90分後における水頭症における中枢ベンゾジアゼビン レセプターの分布は対照群と比較して全般的な低下を認めたが、局所的差異はなく、水頭症で受容体の機能低下が考えられた。また、in vivoでのレセプターイメージングには脳血流の影響を考慮する必要があることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石川正恒,菊池晴彦,他: "ラット先天性水頭症における中枢ヘンゾジアゼピン受容体の分布と局所脳血流" Progress in Research on ICP(1993). 7-11 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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