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1994 年度 研究成果報告書概要

前を腺がんに対するLH-RHアナログ剤と抗アンドロゲン剤の併用療法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671301
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関東京大学

研究代表者

本間 之夫  東京大学, 医学部(病), 講師 (40165626)

研究分担者 西松 寛明  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60251295)
深澤 立  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90251305)
高井 計弘  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80154730)
田中 良典  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50236650)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
キーワード前立腺癌 / 内分泌療法 / LH-RHアナログ剤 / flare up現象 / 抗アレドロゲン剤 / テストステロン
研究概要

平成5年度に行った抗androgen剤TZP-4238とLH-RH analog剤ICI-18630の併用実験ではflare up時に血中Testosterone(T)上昇を抑制する効果はみられなかった。原因としてTZP-4238の投与用量、間接効果である間脳下垂体系へのnegative feed backの弱さが考えられた。平成6年度にはTZP-4238を増量し、また、より間接効果の高いChlormadinone acetate(CMA)を検討に加えた。さらに、近年使用され始めた非Storoid型の薬剤ではflare up抑制効果をを不良とする報告がみられる。そこで非Storoid型のFlutamide(FL)についても検討した。予備実験により至適なLH-RH剤の投与量、血中Tの上昇極期、ratのstrain、週齢を確認しWistar rat 15週にleuprolide acetateE 0.3mg/kg投与後2時間で採血した。抗androgen剤投与群としてTZP-42386mg/kg、CMA 12mg/kg、FL90mg/kgを7日ないし0日間投与後、leuprolideを投与し2時間後に血清Tを測定した。さらに3日間抗androgen剤投与を続け前立腺、下垂体を摘出、重量と前立腺のPCNA染色により増殖能を検討した。この結果、1)LH-RH単独投与群では血清T、前立腺重量、PCNAのL.I.が上昇した。2)Storoid型の2剤では血清T上昇は抑制されず、前立腺重量、PCNAのL.I.は抑制された。3)非Storoid型のFLでは7日間投与群でControl群以上に血清Tが上昇したが前立腺重量、PCNAのL.I.は抑制された。
以上よりLH-RHによるflare upがhormon data上のみならず実際に細胞増殖を伴うことが確認された。一方、併用群の血清TはStoroid型では抑制効果がみられず、非Storoid型の7日間投与群では増悪する事が示された。両型とも継続投与の直接作用で前立腺増殖は抑制されたが、Storoid型では投与量をさらに増量する必要があり、非Storoid型では前投与を短期化する必要があるものと考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasushi Kondo, Y.Homma, Y.Aso, K.Kawabe, M.Mieda and H.Takahashi: "Relative Potency of Antiandrogens with Reference to Intracellular Testosterone in the Rat Prostate." Prostate. 29. 146-151 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-16  

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