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1993 年度 実績報告書

尿道機能と加齢とくに性ホルモンとの関係について

研究課題

研究課題/領域番号 05671303
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

森田 隆  東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (10006819)

キーワード尿道平滑筋 / α受容体 / NO(一酸化窒素) / 加齢
研究概要

生下時は生理的に尿失禁であり、成長に伴い正常な排尿形態に移行する。蓄尿時の尿道の収縮はアドレナリン作動性の受容体の刺激により生じ、この尿道のα受容体機能と性ホルモンとの関係が示唆されるようになった。又排尿時の尿道の弛緩にNO(一酸化窒素)が関与することが示唆されるようになり、加齢変化に興味がもたれた。生下時および成熟期のラットの尿道のα_1,α_2受容体量を調べると、生下時既にα_1,α_2受容体は共に相当量存在するもののα刺激剤に対し収縮性が発現しない事が判明した。成熟ラット尿道ではα_1,α_2受容体量は生下時とそれ程変らないにも拘らずα刺激剤に対し著明に収縮した。従ってα受容体の機能発現には性ホルモンの関与が示唆された。排尿時の尿道弛緩にはNOが関与する事は実験的に確認出来たが、加齢や性ホルモンとの関係は今後明らかにしてゆく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森田隆: "高齢女性の頻尿と尿失禁の発生機序とその治療" 薬局. 44. 531-539 (1983)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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