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1994 年度 実績報告書

前立腺癌組織におけるEGPおよびEGFレセプターの発現と臨床病期との関連

研究課題

研究課題/領域番号 05671308
研究機関福井医科大学

研究代表者

岡田 謙一郎  福井医科大学, 医学部, 教授 (60026838)

研究分担者 藤田 知洋  福井医科大学, 医学部, 助手 (60240785)
秋野 裕信  福井医科大学, 医学部, 助手 (90159335)
キーワードEpidermal growth facter / 前立腺 / 加齢 / 免疫組織化学
研究概要

Epidermal growth facter(EGF)は前立腺の増殖に大きく関与していると考えられている。現在われわれは前立腺臨床癌組織のEGFおよびEGFレセプターを免疫組織化学的に検討し、病期分類との比較を行い、その増殖因子としての意義の検討を試みている。ところで前立腺はアンドロゲンにより大きく変化を受ける組織であり、血中アンドロゲンは加齢により変化する。そこで組織中のEGF量も加齢により変化する可能性もあり年齢を一致させた対照が必要と考えた。そこで正常前立腺および前立腺肥大症を対象とし、EGFに対するモノクロナール抗体で免疫組織化学的染色を行い年齢によるその染色性の変化を明らかにしたいと考えた。また検討可能症例については実際の組織中EGF量をEIA法により測定し、染色性と比較しEGF量と染色性との関係についても検討したいと考えた。現在約30例の正常前立腺および前立腺肥大症のパラフィン包埋組織を対象としたEGFに対する抗体で免疫組織化学的染色(ABC法)を行ったところそのほとんどが染色されなかった。現在検討途中であるがEGF抗体での染色は正常前立腺および前立腺肥大症では認められないのではないかと考えている。前立腺癌については極少数例染色した段階である。またEIA法による前立腺組織中のEGF量測定は前立腺肥大症に対して基礎実験中である。今後は上記実験の継続およびEGFレセプターについても同様の検討を加えたいと考えている。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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