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1993 年度 実績報告書

アルコール性精巣障害の発現機序に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 05671340
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

白井 尚  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50179032)

研究分担者 御厨 裕治  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20174005)
池本 庸  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40159645)
キーワードアルコール / 精巣障害 / 栄養素
研究概要

三大栄養素の組成が精巣障害に及ぼす影響を検討する目的でアルコール含有液体飼料(エタノールを飼料総カロリーの46Cal%,蛋白8Cal%,脂肪20Cal%,炭水化物26Cal%含む)を30日齢雄性SDラットに6週間与え精巣障害を作成。これを以下の組成の液体飼料(エタノールは46Cal%含有)で飼育した4群のラットの精巣と比較検討した。1)高脂肪食;脂肪30Cal%,蛋白8Cal%,炭水化物16Cal%。2)低脂肪食;脂肪10Cal%,蛋白8Cal%,炭水化物36Cal%。3)高蛋白食;脂肪20Cal%,蛋白16Cal%,炭水化物18Cal%。4)低蛋白食;脂肪20Cal%,蛋白4Cal%,炭水化物30Cal%。5)ビタミンA大量食。
その結果、対象群に較べアルコール含有液体飼料投与群は精巣が萎縮したが三大栄養素の組成が異なる各群間での精巣重量に差はなく組織学的にも光顕、電顕的観察で障害部位、程度の差は見い出せなかった。さらにSertoli cell tight junction(血液精巣関門)の障害はNeavesらの方法に準じたランタントレーサー法を用いて検討したがやはり対象群を除く各群間での差はなかった。
当初、アルコール性精巣障害はアルコール精肝障害と同様に三大栄養素の組成がその発現に重要な要因で高脂肪低蛋白食でより発現しやすいと考えていた。しかし各実験群での精巣障害に差が見られず実験動物飼育の進行が遅れた。現在、精巣内ADHの局在を調べる目的で精巣内ADHの抽出を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西田 篤: "男性不妊症患者における精路.副性器感染症の影響" 東京慈恵会医科大学雑誌. 108. 821-827 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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