研究課題/領域番号 |
05671567
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
遠藤 康男 東北大学, 歯学部, 講師 (50005039)
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研究分担者 |
中村 雅典 東北大学, 歯学部, 助手 (50180394)
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キーワード | bisphosphonates / 骨吸収抑制薬 / マクロファージ / 破骨細胞 / ヒスタミン / リューマチ / ヒスチジンデカルボギシラーゼ / 炎症 |
研究概要 |
(1)aminobisphosphonates(アミノBP)が顆粒球、マクロファージ、破骨細胞を増加し、この作用とヒスタミン合成酵素(HDC)の誘導との関連性について論文を発表(Calcif Tissue Int)。 (2)サイトカインとセロトニンおよびヒスタミンとの関連性に関する総説(英国雑誌General Pharm acologyおよび邦文誌蛋白質核酸酵素)の中で、ヒスタミンと免疫担当細胞(顆粒球、マクロファージ、破骨細胞)の増殖との関連性について、これまでの研究成果を基に解説。 (3)グラム陽性細菌由来のペプチドグリカンとタイプIIコラーゲンをマウスに併用投与するとリューマチ様の関節炎を発症する。このペプチドグリカンがアミノBPと同様にHDCを誘導することを発見し、論文を発表(Microbiol Immunol)。 (4)HDCが誘導される細胞は、造血組織では顆粒球、マクロファージ、破骨細胞などの前駆細胞であり、非造血細胞では血管内皮細胞であることを示唆する結果を得た(投稿中)。 (5)アミノBPは上記のリューマチモデルにおいてその症状を悪化するが、HDC誘導活性のない非アミノBPは症状をむしろ改善することを発見(論文作成中)。 (6)アミノBPはサイトカインのIL-1によるHDC誘導を増強し、また、Mac-2陽性の活性化マクロファージを増加することを発見(骨代謝学会で発表)。 (7)アミノBPは上記のリューマチモデルにおいて、おそらくマクロファージの関与する骨の破壊をもたらすことを発見(骨代謝学会で発表)。 (8)アミノBPは造血組織の脾臓に、IL-1mRNAを増加し、GM-CSFmRNAは増加しないことを発見(未発表)。 (9)アミノBPはマウスでの癌転移モデル実験において癌の転移/増殖を抑制せず、むしろ、促進する結果を得て、現在なお検討中。
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