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1994 年度 実績報告書

歯科用エアータービンハンドピ-スの汚染防止に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671594
研究機関大阪大学

研究代表者

安永 哲也  大阪大学, 歯学部, 助手 (70182342)

研究分担者 糸田川 徳則  大阪大学, 歯学部, 助手 (70232494)
河合 啓次  大阪大学, 歯学部付属病院, 講師 (40204664)
キーワードエアータービンハンドピ-ス / 院内感染
研究概要

細菌による汚染を指標として、考案したハンドピ-ス汚染モデル実験系を用いて、少量のエア-を給気管、排気管、チップエア-管から送ることによりヘッド内部を陽圧に保つ吸引防止システム、惰性回転で生じた陰圧により吸引された汚染物質を小円板の遠心力でヘッド下部のスリットから排出する吸引防止機構付ハンドピ-ス、空回し、エタノール消毒の汚染防止効果を検討し、エアータービンからハンドピ-スを取り外すことなく臨床の場で簡単に使用できるエアータービンの汚染防止方法を考案し、その有効性について検討した。
その結果、吸引防止システムあるいは吸引防止機構付ハンドピ-スを用いたうえでハンドピ-ス外表面に消毒用エタノールを注ぎかけて空回しするとハンドピ-スを清潔に保つことができることが示された。
そこでハンドピ-スの外部や間隙の汚染をエタノール消毒と空回しにて除去し、かつ空回しによる周囲への汚染の拡散を防ぐために、装置上部からハンドピ-スを挿入し固定すると、ハンドピ-ス外表面に消毒用エタノールが注ぎかけられ、装置下部からウェットバキュームで吸引しながらハンドピ-スを180秒間自動的に空回しするバキューム付き空回し消毒装置を試作した。本装置を、吸引防止システム、吸引防止機構付ハンドピ-スと併用すると、ハンドピ-スの内部汚染が防止され、外部や間隙の汚染が除去されて、ハンドピ-スを清潔に保つことができるうえ、空回しによる周囲への汚染の拡散を防止できることが明らかになった。
以上のように、エアータービンからハンドピ-スを取り外すことなくエアータービンを介しての患者間の交叉感染を防止することが可能であることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 安永哲也: "エアータービンハンドピ-スの汚染防止に関する研究" 大阪大学歯学雑誌. 40(1). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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