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1994 年度 実績報告書

複数の疑似基質構造を持つ選択的キナーゼ阻害薬の設計と細胞周期の制御活性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 05671754
研究機関九州大学

研究代表者

佐々木 茂貴  九州大学, 薬学部, 助教授 (10170672)

キーワードプロテインキナーゼ / cdc2キナーゼ / 細胞周期 / 酵素阻害剤 / ビスインドール / 疑似基質構造
研究概要

プロテインキナーゼは生体内のシグナル伝達系に関わり生命の維持に必要不可欠な酵素群である。我々は,細胞周期の選択的な阻害を目指して,細胞周期調節因子であるcdc2関連キナーゼの阻害剤の開発を検討した。一般的にプロテインキナーゼは,各キナーゼ間で構造が類似しているATP結合部位と,基質に特異的なタンパク質結合部位からなり,さらにキナーゼ活性を外的因子によって調節する部位を持つ。我々は様々なプロテインキナーゼ阻害薬開発にも適用可能な新しいアプローチとして,ATP結合部位に対して強い親和性を持つ構造と選択性を発現させる疑似基質構造を併せ持つ化合物をデザイン・合成し,その機能評価を検討した。合成した化合物(III〜VIIIb)の活性型cdc2キナーゼ・サイクリンB複合体に対する阻害活性を調べた結果,強い阻害活性を持つVaとVIbが見いだされた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sasaki,Shigeki: "3‐Acetoxy‐2,2′‐Bi‐1H‐indol as A Novel Inhibitor of ATP Binding to DnaA,the Protein Initiating Chromosomal Replication in Escherichiacoli," Bioorg&Med.Chem.Lett.4. 1771-1774 (1994)

  • [文献書誌] Sasaki,Shigeki: "Novel Calcium Ionophres:Supramolecular Complexation by The Hydroxylated‐Bistetrahydrofuran Skeleton of Potent Antitumor Annonaceous Acetogenins" Tetrahedron Letters. 35. 3337-3340 (1994)

  • [文献書誌] Sasaki,Shigeki: "Synhtesis of New Fluorine‐18 Labeled Benzofuran Benzamide and its in vivo Evaluation as Dopamine D2 Radioligand" J.Labelled.Compd.Radiopharm.34. 435-436 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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