研究課題/領域番号 |
05671938
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
内田 雅代 千葉大学, 看護学部, 助手 (70125938)
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研究分担者 |
猪下 光 岡山大学, 医療技術短期大学部, 講師 (30223291)
中島 光恵 千葉大学, 看護学部, 助手 (50241980)
古屋 佳由理 千葉大学, 看護学部, 助手 (90222877)
武田 淳子 千葉大学, 看護学部, 講師 (50157450)
兼松 百合子 千葉大学, 看護学部, 教授 (20091671)
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キーワード | 骨髄移植 / 血液腫瘍疾患患児 / 家族 / アセスメントガイド / オリエンテーション / ビデオ教材 / 移植前の準備 / 看護援助 |
研究概要 |
平成6年8月に米国、ミネアポリスで開催された国際骨髄移植看護シンポジウムにおいて、「Experience of Japanese Famillies and Childrem with BMT」を、また、12月に開催された第14回日本看護科学学会において、「骨髄移植をうけた患児、家族の治療決定の状況について」を発表し、平成5年度の研究成果の概要を公表した。 平成5年度の調査の詳細な分析をもとに骨髄移植をうける患児、家族のアセスメントの案を作成し、調査施設の病棟スタッフに提示し、実際に使用できるように検討した。また、病棟での移植前の準備として、病棟スタッフを中心にオリエンテーションのためのビデオを作成した。 骨髄移植の臨床現場での問題解決に、これらのアセスメントガイドやビデオによるオリエンテーションがどのように貢献できるかについて、新たに骨髄移植をうける患児、家族へ応用し、詳細に検討している。アセスメントガイドは、看護婦が患児や家族の気持ちを知る上で有効であるだけでなく、患児や家族の生活上の情報を看護に取り入れることが可能であり、より個別的な看護援助の実現に貢献していた。またビデオによるオリエンテーションは、患児や家族だけでなく、骨髄移植に不慣れな看護婦への教育にも効果的であった。さらに事例を増やし検討をしていく予定である。 また、臨床における看護問題について、患児、家族の気持ちや意見だけでなく、骨髄移植を行っている施設の看護スタッフの意見を聞くための調査の必要を感じ、実施する予定である。
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