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1994 年度 実績報告書

高齢者の自宅退院時における健康及び生活上の問題とその経時的変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671944
研究機関岡山大学

研究代表者

高田 節子  岡山大学, 医療技術短期大学部, 教授 (80035336)

研究分担者 中西 代志子  岡山大学, 医療技術短期大学部, 助手 (50217783)
池田 敏子  岡山大学, 医療技術短期大学部, 助手 (60202892)
猪下 光  岡山大学, 医療技術短期大学部, 講師 (30223291)
太田 にわ  岡山大学, 医療技術短期大学部, 講師 (00213736)
近藤 益子  岡山大学, 医療技術短期大学部, 教授 (20195910)
キーワード高齢者 / 自宅退院 / 退院時のニーズ / 退院時の問題
研究概要

平成6年度は、高齢者の自宅退院時における健康及び生活上の問題についての研究成果を4つの学会発表及び2つの論文にまとめた。高齢者の自宅退院後の健康及び生活上の問題についての経時的変化に関する課題として、退院後3カ月、6カ月、12カ月に郵送法によるアンケート調査を実施し、なお退院後3カ月についても学会発表をおこなった。
また、看護婦のおこなっている退院指導の実態についてアンケート調査を実施した。
1.退院3カ月後の概要:高齢者92名のうち70名の回答(回収率76.0%)が得られ、退院時と比較すると、51.4%の高齢者が体調が良いと回答し、生きがいがあるは84%であった。未回収22名のうち、3名の死亡が確認された。
2.退院6カ月後の概要:89名のうち60名の回答(回収率67.4%)が得られ、56.7%の高齢者が体調が良いと回答し、生きがいがあるは86.7%であった。未回収29名のうち、新たに1名の死亡が確認された。
3.退院12カ月後の概要:88名のうち61名の回答(回収率69.3%)が得られ、54.1%が体調が良く、62.3%が生きがいをもっていた。訪問看護を受けたことがあるは3名(4.9%)であった。未回収の27名のうち、新たに3名の死亡が確認された。なお、退院時になんらかの問題をもって自宅退院したと考えられた25名の12ケ月後の状況は4名が死亡しており、4名は返事が得られていなかった。
4.退院指導の実態調査は看護婦193名を対象とし154名(80%)の回答が得られ、そのうちの71%が65歳以上の高齢者に退院指導をしたと回答した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 中西代志子他: "高齢者の自宅退院時における-健康及び日常生活上の問題-" 岡山大学医療技術短期大学部紀要. 第5巻. 17-21 (1994)

  • [文献書誌] 池田 敏子他: "高齢者の自宅退院時における問題点とニーズの分析-退院時の実態調査から-" 岡山大学医療技術短期大学部紀要. 第5巻. 23-27 (1994)

  • [文献書誌] 猪下 光他: "高齢者の自宅退院時の看護的諸問題" 岡山県看護協会 成人看護II学会集録. 平成6年度. 82-91 (1994)

  • [文献書誌] 太田にわ他: "自宅退院時における高齢者の生きがいに関連する要因の分析" 中国四国地区 看護研究学会集録. 平成6年. 127-133 (1994)

  • [文献書誌] 高田節子他: "自宅退院後3カ月経過した高齢者の健康と生活上の問題" 岡山県看護協会 看護管理学会集録. 平成6年度. 64-72 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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