研究課題/領域番号 |
05671947
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
稲吉 光子 北里大学, 看護学部, 助教授 (60203212)
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研究分担者 |
島口 貞夫 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (30050389)
川口 優子 北里大学, 看護学部, 助教授 (90152941)
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キーワード | 医療消費者主義 / 共同行為 / 意思決定 / 看護ケア / 学習プログラム |
研究概要 |
I.これまでに得られた研究成果 研究成果は、2つあり、研究方法の開発と共同意思決定促進学習プログラム内容の精選である。 第1に、1992年から1994年に行った患者と看護婦の共同意思決定学習プログラムの準実験結果から、質的研究方法が考え出された。それは、科学的研究方法と人間行動の意味の解釈を統合したCritical Reflective Researchである。その特色は、グランデイドセオリや現象学と異なり、自己内省から新しい実践が生み出されることにある。 第2に、学習プログラムは、学習活動として、活動目的、展開方法、学習内容に分けられた。共通活用できる国際的内容に、日本の保健医療に生じる独自の内容を加えた学習内容が精選された。 II.研究活動の展望 1995年9月に、研究総括者のKim博士を共同研究打ち合わせに招へいした。共同意思決定促進の新しい質的研究方法として、Critical Reflective Researchが紹介された。この方法は、看護スペシャリストの専門性の研究に応用できると考えられる。
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